7月終わりから8月初めまで実家に帰省したため、前から行きたかった京懐石料理店に行って来ました。ここは私がずっと前にネットで調べて、母に行ってみたら?と薦めた所。母は友達と行って、大変気に入ったらしく、その後も、色々な友達と行っているみたいです。
赴きある入り口です。東海市のとある住宅地にあると思えない。しかも、この近くにその昔、母方の祖母が住んでいたのですが、こんな懐石料理店があったこと等、つゆ知らず。ここは、昼の席2625円、夜の席4200円の2種類のみ。その他料理は追加で注文できますが、出される料理で十分満足だと思います。
伺った時の献立表。食事をするテーブルに置かれています。母曰く、読めない漢字とかあるから読みがな振って欲しいとのこと。確かに「鬼灯花(ほおずき)」「無花果(いちじく)」「玉蜀黍(とうもろこし)」は難読漢字ですな。
先ずは、口取とお造り。全体的に上品な味付け。器も素敵。無花果(いちじく)の胡麻餡掛けが面白かった。
焼物は鮎。蓼(たで)酢が掛かっています。そう、蓼喰う虫も好き好きの蓼。で、ここで失敗。食事と話に夢中で、次の冷し煮物の画像を撮り忘れてしまった。ガラスの器に入った涼やかな煮物。煮汁はゼラチンで固めて、煮物に掛けられていました。しっかりお味が染みていて美味しかったです。
そして、替り鉢は揚げ物。更に薩摩芋御飯と蜆(しじみ)の赤だし(これらも画像撮り忘れw)が出て、お食事は終了。途中で、献立表を見ながら、あら、これ最後まで食べられるかな?とちょっと心配だったけど、ゆっくりと出されて、ゆっくりとお喋りをしながらだったので、無理なく完食できました。
で、食事の後の甘味。この日はパンナコッタでした。京懐石でパンナコッタとは珍しいでしょ?別注文でコーヒーもあります。確か200円だった気が。
京懐石と銘打ってるだけあって、全体的に薄めの味付けで上品。器、盛り付けといった視覚的にも十分楽しめる。給仕してくれる従業員もでしゃばらずなかなかよい。室内も古民家を改装しているだけあって雰囲気がよく落ち着ける。食事をする所は各部屋、テーブルに椅子(テーブルに座布団という部屋もあり)だが、この椅子が結構深めのソファなので、寛ぐのにはいいが、食事をするのにはちょっとと思ったり。掘りごたつ式のテーブルもあるので、そっちの方がいいかな。あと、また母曰くだが、せっかく素敵なお庭があるのだから、庭師に手入れしてもらった方がとのこと。見た感じ、プロの仕事ではないと(プロの庭師が入っていたらごめんなさいw)。あと、飾られている花のセンスもいま一つとか。手厳しい母なり。
知多半島に大人が楽しめる料理屋があるというのは嬉しいですよね。お値段は決して安くありませんが、母達がリピートするだけあって、そのお値段に見合った、さらにそれ以上の価値のあるお店だと思います。たまにはこういうお店に、親しい方を行かれてみてはどうでしょうか。
ごはん処 みやけ(
http://www.ttm21.com/miyake/)