きつねのもり2021-06-17T22:56:08+09:00お菓子と器と手ぬぐいとJUGEM「京半月(月うさぎ)」亀屋良長(京都府京都市下京区)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=312010-09-22T02:16:00+09:002010-09-22T14:01:09Z2010-09-21T17:16:00Z 今晩は十五夜です。そんな季節とは思えぬ暑さですが。今週は中秋の名月(十五夜)に因んだお菓子をご紹介しております。普通、十五夜というと、ススキに秋の味覚(里芋とか)、お月見団子を飾る訳ですが、今日は団子ではなく、お月見を絵柄にしたお菓子で楽しみます。
...kitsunenomori銘菓(京都府)
京都の「かめやよしなが」と言えば有名で、かつて京都に少し住んでいた私も知っています。が、「かめやよしなが」が二つあることは今の今まで知らなかった!そう、「かめやよしなが」は同音で「亀屋良永」と「亀屋良長」があるんです。でも、どうやらこの2店に関係はないようです。創業は「亀屋良長」の方がちょっと古いとか。因みに、京都には他にも「亀屋○○」というお菓子屋がいくつかあります。で、「かめやよしなが」で私が知ってたのは「亀屋良永」の方。今回紹介するお菓子屋とは違う方です。何故「亀屋良永」の方を知っていたかというと、私の大好きな「御池煎餅」(後日紹介)で有名だから。なので、「かめやよしなが」→「亀屋良永」を知ってる→亀屋何ちゃらというお店多い→今回の「亀屋良長」も「良永」の方だと思い込んでいた、という図式。しかも、今回買った「京半月」も麩焼き煎餅を使っているので、「あ〜、御池煎餅から派生したお菓子だね」とまで思っていた・・・。全然別のお菓子です。お菓子屋等で元祖と本家というのはよくある話ですが、同じ読みで漢字が違う、しかも偶然?で、どちらも老舗というのは面白いですね。お互いのことどう思ってるのか知りたいです。
肝心の味ですが、やはり「良長」と「良永」とは別だけあって、ここの餡を挟んでいる麩焼き菓子は御池煎餅の麩焼きとは全然違います。まあ、一般的な麩焼きと言ってもいいでしょう。月、うさぎ、すすきのかわいらしい図柄が施された麩焼きに、小豆餡と抹茶餡(緑の麩焼きの方)が挟まれています。どちらもこし餡です。さっくりというよりしっとりした麩焼きと、程よい餡の甘さがよく合っています。京都の老舗らしい何とも風情のあるお菓子です。
「京半月(月見うさぎ)」1箱(5枚入)683円
亀屋良長(http://kameya-yoshinaga.com/)
器は合羽橋の田窯で購入
田窯(http://www.grapestone.co.jp/brand/dengama.html)
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)の「月見兎」]]>「荒城の月」但馬屋老舗(大分県竹田市)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=302010-09-19T22:41:00+09:002010-09-19T21:53:51Z2010-09-19T13:41:00Z 今週の水曜日、9月22日が中秋の名月(十五夜)ということで、今週はお月見に因んだお菓子を色々ご紹介しようかなと思います。
まずは、そのまま月を象ったお菓子「荒城の月」。そう、荒城の月と言えば、あの滝廉太郎の名曲。このお菓子の名前もそこから取って...kitsunenomori銘菓(大分県)
まずは、そのまま月を象ったお菓子「荒城の月」。そう、荒城の月と言えば、あの滝廉太郎の名曲。このお菓子の名前もそこから取っています。元々、このお菓子は旧岡藩(今の大分県)の藩主に献上していたもので、その頃は「夜越の月」という名前だったそうです。確かに、明け方の白い月がイメージされています。その後、昭和初期に「荒城の月」が岡城跡で作曲されたことを受けて、「荒城の月」と名前を改め、今に至っているそうです。
一見、ただの白いお饅頭に見えますが、皮はお饅頭の皮ではありません。卵白で作られた淡雪です。直に手で持つとべっちょりするので、黒文字等を使って食べた方が良いでしょう。その中に月らしく、黄身餡が入っています。皮は淡雪で甘さ控えめふんわり溶けて、風味のよい黄身餡がお口一杯に広がります。サイズも小振りなため、一気に3個完食してしまいました。和菓子は、全国を見渡してみると、結構似たようなものがいくつかありますが、このお菓子は唯一無二ではないでしょうかね。全国津々浦々調べた訳ではありませんが。淡雪というお菓子は結構ある。黄身餡のお菓子も結構ある。でもこの二つの組み合わせはここだけだと思います。
大分県と言えば、湯布院、別府等の温泉地で有名。一度は行ってみたい所です。因みに、この但馬屋老舗は大分県で一番古い和菓子屋だそうです。
「荒城の月」1箱(3個入)380円
但馬屋老舗(http://www.tajimaya-roho.co.jp/)
器は合羽橋の田窯で購入
田窯(http://www.grapestone.co.jp/brand/dengama.html)
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)の「月夜のたぬき」]]>「野菊」鎰屋政秋(京都府京都市左京区)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=292010-09-09T22:01:00+09:002010-09-12T23:37:25Z2010-09-09T13:01:00Z 本日9月9日は「重陽の節句」です。重陽の節句?と思われた方、多いでしょう。節句の中でも一番マイナーな節句と言ってもいいでしょう。1月7日の「人日の節句(七草)」3月3日の「上巳の節句(桃の節句)」、5月5日の「端午の節句(菖蒲の節句)」、7月7日の「七夕の節句...kitsunenomori
「野菊」というお菓子の名前、京都にお店を構える鎰屋政秋(かぎやまさあき)という屋号から、あ〜何と風流な和菓子ざんしょ、と思われた方多いでしょう。でも、ちょっと違うんですよね。いや、結構違うかも。笑。見た目は日本を代表する落雁ですが、って、実際も落雁なんですが、材料の一つに地中海アーモンドが入ってるんです。アーモンド!更に、地中海って!アーモンドと野菊・・・。そして、このお菓子は先代のご主人が、モロッコ旅行に行った時に食べた地中海アーモンドをヒントに考案したんだとか。京都の和菓子職人がモロッコ旅行・・・。何とも摩訶不思議なお菓子でしょ?
さて、肝心の味ですが、これが結構面白いというか、かなりイケます!落雁でありながら口に入れるとほろほろと崩れ、ほのかにアーモンドの風味がします。ここが京都の和菓子らしく、あくまでほのかなんです。「わてはここでっせ!」という強い主張をしない。地中海アーモンドと落雁が上手くマッチングしています。甘さも控えめで、ついつい一個二個と手が伸びます。
因みにこのお店、「鎰屋政秋」と記載しましたが、一般的には「百万遍かぎや」という名前で知られています。外装の製造者欄は「鎰屋政秋」と、箱には「百万遍かぎや」とあります。「鎰屋政秋」が正式名称で、「百万遍かぎや」は通り名でしょうね。で、百万遍というのは、今出川通と東大路通の交点付近のことで、これまた正式名称ではないものの、そう呼ばれています。この北東に位置する「知恩寺」の通称に由来します。通称だらけですな。笑。また、この南東に京都大学があります。
「野菊」の外装。包み紙も美しい。
「野菊」1箱(15個入)630円
鎰屋政秋(http://www.kyoto-kagiya.co.jp/)
器はchoice(http://www.hcg-choice.com/)で購入
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)の「乱菊」]]>「海苔羊羹」中村屋羊羹店(神奈川県藤沢市)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=282010-09-05T21:26:48+09:002010-09-05T12:26:48Z2010-09-05T12:26:48Z まだまだ暑い日が続く9月ですが、本来なら過ぎ行く夏を名残惜しむ季節です。そんな時期にぴったりのお菓子をご紹介。東京近郊の海水浴のメッカ湘南に浮かぶ島、江ノ島の銘菓です。
江ノ島って聞くと、サザンやチューブの影響からか、常夏の観光地、若者の遊び...kitsunenomori銘菓(神奈川県)
江ノ島って聞くと、サザンやチューブの影響からか、常夏の観光地、若者の遊び場という感じがしますが、実際に行ってみると、意外にそうでもないことに気付きます。しかもこの島、立派な橋で繋がっていて、海岸からさほど離れていないため、それほど「島」という感じもしません。まあ、そこが行きやすくていいんですけど。私のこの島の感想は、古式ゆかしき島、レトロな島、猫の島という感じでしょうか。なので、落ち着いた大人の方も十分楽しめると思います。その江ノ島の橋の先を入り口と考え、反対側にある洞窟を終点とすると、その道の中間より少し洞窟寄りに、今回紹介する中村羊羹店があります。島の中を上ったり下ったりをしながら、突然現れる老舗の羊羹店はこれまたレトロな感じです。まさか、こんな所で和菓子屋に出くわそうとはっ!と思い見てみると、そこの看板商品が「海苔羊羹」。羊羹に海苔?と一瞬たじろぎましたが、塩羊羹もあるので不思議ではない。ここはやはり試しに買ってみるべしと思い、買いました。
所謂小豆の黒い餡ではなく、白いんげんの白餡に程よく青海苔が入っています。甘ったるくなく、それでいて海苔の主張が激しくないため、羊羹好きの方も、甘いものが苦手な方もイケると思います。口のなかにほのかに広がる磯の香り。あ〜江ノ島に行って来たんだな〜と思わせる逸品です。熱いお茶でも、冷たいお茶でも合いますよ。江ノ島土産にオススメです。
海苔羊羹包装の状態
「海苔羊羹」1竿(小)750円
中村屋羊羹店(http://hw001.gate01.com/noriyoukan/)
器は合羽橋の田窯で購入
田窯(http://www.grapestone.co.jp/brand/dengama.html)
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)の「つばめ」]]>手打そば くりはら(神奈川県秦野市渋沢)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=272010-09-01T04:41:00+09:002010-08-31T21:10:42Z2010-08-31T19:41:00Z 9月になっても猛暑日の続きますね。そんな時はやはり涼やかなものが食べたい。ってことで、今回はお蕎麦屋さんの紹介です。ここは去年、友達と、丹沢の中川温泉(神奈川県)に行く途中のお昼に寄ったお店です。実は、お昼は別のお蕎麦屋を予定していたのですが、そんな...kitsunenomori食べ歩き(神奈川県)
ただ、このお店も売り切れ閉店だったら?という嫌な予感を抱きつつも、ナビを設定し直して、友達の車は出発したのであります。
前々回ご紹介した「ごはん処 みやけ」と同じく、古民家を改装したお店です。は〜、古民家ええな〜、こんなお家に住みたいな〜、と思ってしまう程の古民家好きの私です。お店の前には、まだ営業中の看板が出ていたので、何とかお昼にありつけることに。
玄関で靴を脱いで、お店の中にあがります。梁が見事で、改装もやりすぎてない所がよかったです。置いてあるものも、センスがよく、これまた置き過ぎていない所もグー。こういう所だと、色々飾りたくなりますが、やはり日本人は侘び寂びが大切です。画像がちょっと暗過ぎますね。すみません。
メニューの画像を撮るのを忘れましたが、蕎麦以外の料理も豊富でした。我々は頼みませんでしたが。笑。ただここで、プチ残念なことが。閉店は免れましたが、いくつかの品が売り切れになっていたのです・・・。それも、ここのお店の一番の売りであろう「手碾きざる」が。「手碾きざる」とは蕎麦を石臼で手で挽いた粗挽きのことで、数に限りがあるそうです。なので、私は「せいろ」を注文。これは電動石臼で挽かれた蕎麦です。蕎麦は結構食べ足りない感があったりするので、大盛りを注文しました。友達が何を注文したか失念。
で、待ってる間に、サービスでお漬け物(浅漬け?)と枝豆が出されました。それをつまみながら、お蕎麦が来るのを待ちます。でも、結構かかるので、色々と店内を拝見。
我々が座っていた座席の丁度真横に見える裏庭。
こちらは表の庭です。手入れがきちんとされていて気持ちいいです。
そうこうしている間に運ばれて来た「せいろ」です。蕎麦を食べた時に、何かシュワシュワ感があったのは友達も感じてたらしく、我々の結論としては、つなぎにとろろを使っているんだろうと。お店の人に確認してないけど。笑。おつゆは濃いめです。見た目足りないかな〜と思いましたが、満足する量でした。って、大盛りですからね。
で、手打ち蕎麦屋ならではの蕎麦湯。濃厚でとっても美味しかったです。お蕎麦の健康成分ルティンがたっぷり入ってるので、これでもかと飲みました。蕎麦湯も、おつゆもおかわりできるそうです。お店の方が声を掛けてくれました。余りにもがぶ飲みしたからだったりして。笑。
ゆったりとした時間を過ごせるお店です。そう、何かこの店内だけ時間がゆっくり流れている感じ。我々の他に、カップル、近所の人と思われる年輩の女性が一人いましたが、皆さん、ゆっくりとお食事を楽しんでいらっしゃいました。味、雰囲気、接客とも申し分のないお店と言えるでしょう。少し分かり難く、不便な所にありますが、是非、お車でどうぞ(ナビ必須かも)。
手打そば くりはら(http://www.ac.auone-net.jp/~kurihara/]]>師崎荘(愛知県知多郡南知多町師崎)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=262010-08-10T23:58:00+09:002010-08-26T08:39:13Z2010-08-10T14:58:00Z 前回の「みやけ」に続き、帰省した時に行った食事処です。本来、ここは食事処ではなく、宿泊施設(ホテル?旅館?どちらとも言えない感じ)なのですが、食事だけで利用も可能です。
知多半島のさきっぽ、師崎という町の高台にあります。高台にあるため、眺めは絶品...kitsunenomori食べ歩き(愛知県)
知多半島のさきっぽ、師崎という町の高台にあります。高台にあるため、眺めは絶品です。そもそも知多半島はそんなに高低の差が激しくないため、このような高台にある施設は貴重と言えるでしょう。元々、この「師崎荘」はとある企業の保養施設だったらしく、その建物をそんなにリフォームせずに使っているため、通常の宿泊施設に比べると、外観、内装とも殺風景かもしれません。と、言葉で説明するより、画像で見て頂いた方がいいのですが、撮り忘れです。悲。
この施設、私が行くのは2回目です。以前行った時は父母と3人で、前から行ってみたかったんだよねー、と私が発言したことから、ちょっと寄ることとなり、最初は外観だけ見ていたのですが、私がパンフレットか何か貰って来ると中に入ったところ、受付の人が、どうぞ自由に中を御覧下さいということだったので、父母と中を色々と見て、更に3Fのレストランでコーヒーだけでも休憩ができると言われ、三河湾や伊勢湾、島々を眺めつつ、コーヒーを頂きました。その後、母は友達と来たり、弟家族を連れて来たりと、私のいないところでかなり利用してたみたいです。
この日、我々が注文したのはコース料理で、畳の個室で食べました。レストランは全部テーブル席ですが、別に畳の部屋がいくつかあります。個室料は取られますが、お昼の時間いっぱいまでいられるし、他の客に気を使うこともなく、更に、お風呂(温泉ではない)も無料で入れるので、部屋食をオススメします。で、その部屋の画像も撮ってないわ、肝心の食事の画像も撮ってないわで、ダメダメなブログになってしまいました。確か、料理は2500円位のコースだったか。別注文でタコの丸茹でを頼みました。一匹丸ごと茹でてあって、はさみでチョッキンチョッキンしながら食べるんです。
唯一撮ったというお風呂の画像。温泉ではありませんが、塩素臭はひどくないし、何たって眺めが最高。因みに画像は男風呂。女性風呂はもちょっと小さいらしい。でも眺めはよいとのこと。海水浴シーズンに行ったにもかかわらず、とりたてて混んでもなく、大丈夫かしらん?と経営状態を心配しつつも、いつまでもそんな穴場状態でいて欲しいと願う、私でした。
師崎荘(http://www.morozakisou.com/)]]>ごはん処 みやけ(愛知県東海市名和町)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=252010-08-06T17:21:00+09:002010-08-09T18:26:43Z2010-08-06T08:21:00Z 7月終わりから8月初めまで実家に帰省したため、前から行きたかった京懐石料理店に行って来ました。ここは私がずっと前にネットで調べて、母に行ってみたら?と薦めた所。母は友達と行って、大変気に入ったらしく、その後も、色々な友達と行っているみたいです。
...kitsunenomori食べ歩き(愛知県)
赴きある入り口です。東海市のとある住宅地にあると思えない。しかも、この近くにその昔、母方の祖母が住んでいたのですが、こんな懐石料理店があったこと等、つゆ知らず。ここは、昼の席2625円、夜の席4200円の2種類のみ。その他料理は追加で注文できますが、出される料理で十分満足だと思います。
伺った時の献立表。食事をするテーブルに置かれています。母曰く、読めない漢字とかあるから読みがな振って欲しいとのこと。確かに「鬼灯花(ほおずき)」「無花果(いちじく)」「玉蜀黍(とうもろこし)」は難読漢字ですな。
先ずは、口取とお造り。全体的に上品な味付け。器も素敵。無花果(いちじく)の胡麻餡掛けが面白かった。
焼物は鮎。蓼(たで)酢が掛かっています。そう、蓼喰う虫も好き好きの蓼。で、ここで失敗。食事と話に夢中で、次の冷し煮物の画像を撮り忘れてしまった。ガラスの器に入った涼やかな煮物。煮汁はゼラチンで固めて、煮物に掛けられていました。しっかりお味が染みていて美味しかったです。
そして、替り鉢は揚げ物。更に薩摩芋御飯と蜆(しじみ)の赤だし(これらも画像撮り忘れw)が出て、お食事は終了。途中で、献立表を見ながら、あら、これ最後まで食べられるかな?とちょっと心配だったけど、ゆっくりと出されて、ゆっくりとお喋りをしながらだったので、無理なく完食できました。
で、食事の後の甘味。この日はパンナコッタでした。京懐石でパンナコッタとは珍しいでしょ?別注文でコーヒーもあります。確か200円だった気が。
京懐石と銘打ってるだけあって、全体的に薄めの味付けで上品。器、盛り付けといった視覚的にも十分楽しめる。給仕してくれる従業員もでしゃばらずなかなかよい。室内も古民家を改装しているだけあって雰囲気がよく落ち着ける。食事をする所は各部屋、テーブルに椅子(テーブルに座布団という部屋もあり)だが、この椅子が結構深めのソファなので、寛ぐのにはいいが、食事をするのにはちょっとと思ったり。掘りごたつ式のテーブルもあるので、そっちの方がいいかな。あと、また母曰くだが、せっかく素敵なお庭があるのだから、庭師に手入れしてもらった方がとのこと。見た感じ、プロの仕事ではないと(プロの庭師が入っていたらごめんなさいw)。あと、飾られている花のセンスもいま一つとか。手厳しい母なり。
知多半島に大人が楽しめる料理屋があるというのは嬉しいですよね。お値段は決して安くありませんが、母達がリピートするだけあって、そのお値段に見合った、さらにそれ以上の価値のあるお店だと思います。たまにはこういうお店に、親しい方を行かれてみてはどうでしょうか。
ごはん処 みやけ(http://www.ttm21.com/miyake/)]]>「冷やし土用餅」山中石川屋(石川県加賀市)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=242010-07-26T23:00:00+09:002010-07-27T16:37:36Z2010-07-26T14:00:00Z 本日7月26日は、土用の丑の日です。鰻です!鰻。私は今週、別の日に鰻を食べる予定があるので、本日は食べず。で、そんな土用の丑の日に、前々回の土用餅に引き続いて、デザートに、また土用餅を食べました。今回は、ちょっと違った土用餅。
「冷やし土用餅」...kitsunenomori銘菓(石川県)
「冷やし土用餅」です。文字通り冷やして食べます。「あんみつ」と「冷やししるこ」「冷やぜんざい」の間という感じです。この手のもので、私が一番好きなのが、京都の二年坂にあるかさぎ屋の「しるこセーキ」。フローズンのしるこに白玉が入っているんですよ。シャリシャリしたおしるこに柔らかいお餅が最高。オススメ。京都にいた時は、夏になると必ず友達と食べに行きました。懐かしぃ〜。
さて、今回の「冷やし土用餅」は一応お餅が主役ですが、私が冷やし過ぎたのか、ちょっと固かったです。冷たくして食べるお餅や白玉は冷やしても柔らかい筈ですが。全体がゼリーに包まれていて、中はお餅3つと小豆。小豆は丁寧に炊き上げられいて美味しかったです。全体的に甘めですが、量が多くないので丁度いい位かも。因みに、この山中石川屋は山中温泉にある和菓子屋で「娘娘饅頭(にゃあにゃあまんじゅう)」(後日紹介)が有名です。
カップに入っています。
「冷やし土用餅」1個210円
山中石川屋(http://www.yamanakaishikawaya.com/)
器はよしざわ窯(http://yoshizawa-toki.com/)で購入
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)と伊東屋(http://www.ito-ya.co.jp/)のコラボ手ぬぐい「ヨット」]]>「星あられ」瑞花(新潟県長岡市)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=232010-07-23T18:07:51+09:002010-07-23T09:07:51Z2010-07-23T09:07:51Z 七夕の時に日本三大素麺の話をしましたが、七夕らしいお菓子の紹介を忘れていたので、遅くなりましたが、ご紹介します。
米菓子の紹介は初めてですね。お煎餅、おかき、あられ等々、米菓子もお米の国・日本のお菓子の代表格です。これらのお菓子と言うと、私は...kitsunenomori銘菓(新潟県)
米菓子の紹介は初めてですね。お煎餅、おかき、あられ等々、米菓子もお米の国・日本のお菓子の代表格です。これらのお菓子と言うと、私はやはり米所・新潟が思い浮かびます。あと、お煎餅では東京も有名ですかね。お店が沢山あります。今回は新潟県長岡市の瑞花というお店の、その名もかわいらしい「星あられ」というお菓子です。見た目通り、星形です。七夕の時期にはぴったりのお菓子です。あられ=夏というイメージはありませんが、このように、形がその季節を思わせるというのは、まさに、日本のお菓子のなせる技でしょう。
味も、醤油味ではなく、塩味にして軽くしているのが、また季節に合っていて、涼しい部屋で、熱〜いお茶をすすりながら、また、冷たい麦茶を飲みながら食べたいお菓子です。特にこの時期、家の中にいても熱中症になる位の熱さが続きます。熱中症にはこまめな水分補給と適度な塩分摂取が必要だとか。なので、ちょっと一服という時には、お茶請けにこのお菓子は如何でしょうか。
「星あられ」1袋、1袋からでも購入可能
「星あられ」5袋525円
瑞花(http://www.zuika.jp/)
器はよしざわ窯(http://yoshizawa-toki.com/)で購入
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)の「七夕」]]>「柳もち」高川栄泉堂(石川県金沢市)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=222010-07-20T23:30:00+09:002010-07-20T19:59:10Z2010-07-20T14:30:00Z 本日7月20日は土用の入りの日。明けは8月6日で、土用の丑の日は26日です。土用の丑の日に鰻を食べるということは一般的に広まっている習慣ですが、土用の入りの日にも食べるものがあります。それは「あんころ餅」です。土用の入りの日に「あんころ餅」を食べるという習...kitsunenomori銘菓(石川県)
で、今回は京都ではなく、もう一方の金沢の「あんころ餅」を食べてみました。金沢のある加賀は小京都と呼ばれるだけあって、老舗の和菓子屋が多いんです。それは茶の湯文化が盛んだった加賀藩の頃からだったそうです。日本三大銘菓の一つ「長生殿」(後日紹介)も金沢にありますしね。そして、今回ご紹介するお菓子は「柳もち」という名前です。このお店で、「あんころ餅」という名前のお餅もあります。だったら、「あんころ餅」を食えという話ですが、そもそも、その「あんころ餅」の原型が金沢では「柳もち」なのです。つまり、土用の入りの日に食べる「土用餅」は「あんころ餅」であるが、その「あんころ餅」の源流が金沢では「柳もち」なので、その歴史ある「柳もち」を食べてみたということである。しかし、その当の「柳もち」は金沢では姿を消してしまったらしい。このお店は恐らく再び作り始めたのだと思います。で、今や「柳もち」で有名なのは札幌駅なんだそうです。金沢出身の方が札幌で料亭を開き、後に札幌駅で故郷の「柳もち」を作って売ったのが始まりだとか。お菓子にも様々な歴史や紆余曲折があるんですね。
さて、この「柳もち」ですが、今やメインとなった札幌のそれが白い餅に対して、よもぎを入れた草餅です。白餅と草餅のどちらが本当かは分かりません。金沢のお店が草餅だから草餅が本来の姿の気もするし、でも、「あんころ餅」と区別をするために「柳もち」は草餅にした可能性もあるし、まあ、そのお店で買っていたら、お店の人に聞くんですが、何せ東京の日本橋の三越で買ったので、不明のまま。ネットで調べても不明でした。肝心の味ですが、全体的にあっさりした印象。とは言え、よもぎはしっかり伝わって来ます。餡はこし餡。甘さは控えめ。小ぶりなのでいくつでもいけちゃいます。あと、お餅はとっても柔らかいです。今まで食べたあんころ餅の中では一番柔らかいかも。
包まれた状態、何故か駅弁風
昔ながらの竹皮の包み
「柳もち」1包み(9個入)351円
高川栄泉堂(http://www.ankoro.co.jp/)
器はape(http://www.ape-style.com/index.html)で購入
ランチョンマットの手ぬぐいは京のてんてん(http://www.tentenjp.com/)の「格子に柳」]]>コメダ珈琲店(愛知県名古屋市瑞穂区)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=212010-07-17T21:35:00+09:002010-07-18T10:11:11Z2010-07-17T12:35:00Z 食べ歩きでランチをちょくちょくご紹介していますが、ランチの後、お茶で一服ということも多いので、カフェもご紹介。まず初めは、やはり(?)ここでしょうw
「コメダ珈琲店」は名古屋を中心に東海地方に多いカフェチェーン店です。タイトルには名古屋市瑞穂区と...kitsunenomori茶房(愛知県)
「コメダ珈琲店」は名古屋を中心に東海地方に多いカフェチェーン店です。タイトルには名古屋市瑞穂区となっていますが、そこは本店の場所です。最近では関西や関東にも進出して来ています。私は子供の頃、コメダは知りませんでした。恐らく、私が実家を離れてから一気に増えたと思います。確かに愛知県は喫茶店文化があって、あちらこちらに喫茶店がありました。愛知県の喫茶店で有名なのはモーニングで、朝、コーヒーを注文すると、トーストやゆで卵等が無料で付いてくるのです。これを目当てに朝の喫茶店は込み合います。私の父も、日曜日の朝は友達と喫茶店に行ってモーニングを取りつつ語らっていました。ちなみに、この時、母や私達子供達はほったらかし。←これを未だに母は恨んでいるw
さて、そんな「コメダ珈琲店」に初めて行ったのは、そんなに昔ではありません。実家に法事で帰った時、お墓参りの後、皆で行こうということになり行った訳です。私がその時頼んだのは、夏だったので氷。母が「一人で食べられる?」と心配。「は?子供じゃないんだし、氷くらい食べられますけど?」と思った私であったが、氷が出て来て母の言葉の真意が分かりました。山盛り氷!うへ〜と思いつつ、食べちゃいましたけどw
その後、実家に帰った時にちょくちょく行っていたのですが、関東にも進出ということを聞いて、友達と行きました。東京の友達と行った時は、モーニングに驚きつつも、もっと驚いていたのが、コーヒーに付いてくる豆。コーヒー豆ではなく、食べる豆。愛知県民としては当たり前と思っていたお茶請けならぬコーヒー請けのその豆を、東京の友達は何じゃこれ状態だったのです。結局その豆を私以外誰も食べず、袋で出されたので、持って帰ったというオチ。コーヒーに豆合わないかな〜?私は好きだけど。
画像の物体(笑)はコメダ珈琲店で有名なデザート「シロノワール」。温かいデニッシュに冷たいソフトクリームがかかっていて、お好みで蜂蜜をかけて食べます。かなり大きいので、2〜3人で食べた方がよいでしょう。勿論1人でペロリと食べる女性もいます。この画像は愛知県半田市のコメダ珈琲店で食べた時のものです。
この画像の「シロノワール」は東京都町田市で食べた時のものです。若干愛知県の方がソフトクリームの量が多い気がします。そのためにデニッシュがつぶれている?どちらも3人で頂きました。意外とイケちゃいます。
シロノワールのメニュー。1人でも安心して食べられる小さいサイズもあります。
コメダ珈琲店(http://www.komeda.co.jp/)]]>「堂々引ネキ飴」山屋御飴所(長野県松本市)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=202010-07-14T22:25:00+09:002010-07-16T18:53:10Z2010-07-14T13:25:00Z 「幽霊子育飴」「小熊のプーチャンバター飴」に続き、飴3回目です。そもそも飴って、お菓子を甘いものと定義した場合、お菓子の原型じゃないかと思ってます。元々飴は麦芽糖で作られていました(水飴)。それが飴の原型と思われます。「幽霊子育飴」の材料がそれです。...kitsunenomori銘菓(長野県)
名前も面白い「堂々引ネキ飴」。見た目も面白い。更に食感がこれまた面白いんです。水飴は別として、飴と言えば硬いのが当たり前。舐めるものなので。しかし、親に舐めなさいと言われつつ、時々かじってしまうこともあったり。その時の食感はガリガリですよね?でも、この飴の食感はサクサクなんです。飴でサクサク?と思われる方多いと思いますが、嘘ではありません。飴の種類で言えば晒し飴です。晒し飴とは原料を何度も織り込んで、空気を入れることで色は白く、食感は柔らかくした飴のこと。でも、晒し飴=全てサクサクという訳ではありません。金太郎飴や七五三の千歳飴も晒し飴の仲間なので。晒し飴=サクサクの代表格は仙台の九重本舗玉澤の「霜ばしら」(後日紹介)です。「霜ばしら」が白くて、サクサクというより口に入れたら溶けてしまうのに対し、「堂々引ネキ飴」は黒糖が入っているため、色は茶色がかって、サクサクも結構歯ごたえがあります。買ってきた時はもっと色が白よりだったのですが、日にちが経つと、どんどん黒よりになっていきます。画像の通り、私のは買ってきて結構経ったものですw
黒糖が入っているため、味は黒糖と言ってもいいでしょう。勿論、黒糖そのものよりはマイルドです。舐め続けるものでもないので、ふわっと黒糖の味が広がると表現してもいいかもしれません。なので一般的な飴と違って、お茶請けにも合うと思います。
因みに、この飴のお店は長野県の松本市にありますが、その松本市は毎年1月11日前後の「あめ市」という飴の市が開かれます。陶器市、骨董市はよく効きますが、飴の市です。すごくないですか?それ位、松本の人々からは飴は愛されているんですね。私は行ったことありませんが、是非一度行ってみたいです。
「堂々引ネキ飴」1袋(100g)525円
山屋御飴所(http://www.808on-amedokoro.com/)
器は合羽橋の田窯で購入
田窯(http://www.grapestone.co.jp/brand/dengama.html)
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(http://www.kamawanu.co.jp/)の「いのしし行列」]]>山本亭(静岡県浜松市西区舞阪町)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=192010-07-11T23:34:00+09:002010-07-13T07:00:24Z2010-07-11T14:34:00Z 梅雨ももうそろそろ明けて、夏本番ですね。夏と言えば美味しい旬の野菜が多い一方、夏バテで食欲はイマイチ。そうなると、前回紹介した素麺が増えるって方も多いでしょう。勿論、素麺も美味しいですし、そこに色々なお惣菜をプラスすれば栄養的にも問題はないのですが、...kitsunenomori食べ歩き(静岡県)
さて、鰻と言えば、養殖で静岡県の浜名湖が有名ですが、実は一番多いのは鹿児島県なんです。その次は愛知県。そして静岡県です。愛知県は幡豆郡一色町という所が鰻の養殖で有名で、私はそこでも鰻を食べたことがあります。でも、今回ご紹介するのは、浜名湖の鰻です。一色の鰻も十分美味しいのですが、昔から鰻として有名→各名店が凌ぎを削ってきたであろう→特に美味しい鰻のお店があるに違いない、ということで浜名湖に鰻を食べに行くことに。色々調べた結果、弁天島の「山本亭」がよさそうだと。愛知に帰省した時、母の運転で、生前の祖母と3人で行きました。初めて行ったのは4、5年前です。
母の軽自動車で高速を使わず、ナビもなしで3時間くらいかかったでしょうかね。しかも祖母はこの時96、7歳だったんですが、軽自動車でこんだけ長時間乗せた私らって・・・。お店は分かりやすいところなので、現地に着いたら、結構早く見つかりました。浜名湖の弁天島という島にあります。島と言っても、陸から遠く離れた島ではなく、浜名湖の河口にあって、道路や橋で繋がれているため、あまり島という感じはしません。
「山本亭」は鰻を中心とした魚料理屋です。鰻以外にも新鮮な魚や、すっぽん料理もあります。全品食べたことないので、他の料理は分かりませんが、鰻は絶品です。現代はやはりネット社会。ネットを駆使して調べた甲斐がありました。大当たりのお店です。うな重を注文しようかとも思ったのですが、ランチでそんなに食べられるかと思って、3人共うな丼にしました。1800円と結構値がはりますが、肝吸い付きです。
脂がのってて、かといってしつこ過ぎず、ふんわり柔らか。鰻そのもの、焼き方、タレ、ご飯、全てにおいてパーフェクトと言ってもいい位。高齢の祖母が一人前ペロリと平らげ、今まで食べた鰻の中で一番美味しかったと言った程です。長時間かけて来てよかったと帰りの車の中で大絶賛でした。肝吸いも美味しかったし、大満足でした。ここは鰻好きの人に行って欲しいお店です。その後、2年後にもやはり同じ3人で食べに言った位ですもの!その時、祖母98、9で、同じく母の軽自動車(>_<)さすがに高速を使ったものの長時間には変わらず。
この近くには弁天島の赤鳥居があり、もう少し北に行けば、舘山寺&舘山寺温泉もあるので、観光&鰻&温泉のセットで行かれてみては?勿論、一番の観光の目玉、浜名湖もありますw
山本亭(http://www.yamamototei.jp/)]]>日本三大素麺http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=182010-07-07T23:47:00+09:002010-07-11T14:25:58Z2010-07-07T14:47:00Z 本日7月7日は七夕です。七夕に食べるものって何か知ってますか?例えば、端午の節句は柏餅、冬至はかぼちゃというように、その時節に食べるとよいとされるものが、日本には風習としてあります。そして、七夕はといいますと、「素麺」だそうです。これは平安時代の書物に...kitsunenomoriつれづれ
さて、うどんに讃岐うどん、稲庭うどんといった、様々なうどんの名産地があるように、素麺にも名産地があります。特に有名なのが、「播州素麺」「三輪素麺」「小豆島素麺」の日本三大素麺でしょう。「播州素麺」は「揖保之糸」と言った方が分かりやすいでしょう。「小豆島素麺」も「揖保之糸」程有名ではないにしても「島の光」というブランドがあります。
で、私が普段よく食べているのが、スーパーで売ってる安い素麺。ごくたまに「揖保之糸」くらいかな。勿論、安い素麺と「揖保之糸」とでは、びっくりする位差があるんですが、安い方を買ってしまう。ケチなんです・・・。
でも、そんな私が、思い立ったのです(かなり前からですが)。日本三大素麺を制覇しようと。別に、それぞれ現地に行く訳ではないので、そんなにたいそうなことではないですが。
ちなみに、「揖保之糸」「島の光」は入手済み。でも、「三輪素麺」はまだ。「三輪素麺」は上記の2つと違い、三輪地方で作られている素麺の総称なので、どの「三輪素麺」がよいのか検討中。因みに、日本三大素麺からは漏れてしまったが、生産量は多い、「島原素麺」も入手済みです。なので、四大素麺食べ比べをしてみようと思います。
近日公開予定。]]>はま美新館(愛知県知多郡南知多町新師崎)http://kitsunenomori.jugem.jp/?eid=172010-07-04T04:35:00+09:002010-07-07T19:07:02Z2010-07-03T19:35:00Z 食べ歩きのランチ、2回目は私が大好きなお店をご紹介。実家のある愛知県にあるんですが、帰省すると必ず行くという位のお気に入りです。
場所は愛知県知多半島の先っぽの町、南知多町です。愛知県の中心、名古屋からだと知多半島道路(有料)を使って行くと便利。...kitsunenomori食べ歩き(愛知県)
場所は愛知県知多半島の先っぽの町、南知多町です。愛知県の中心、名古屋からだと知多半島道路(有料)を使って行くと便利。電車だと、名鉄で河和駅まで行って、そこからバスですが、本数がかなり少ないので不便かも。運転される方は飲めませんが、車で行くのが賢明でしょうか。近くには、観光名所もありますし。なんたって海の町なので、新鮮な海産物や様々な加工品も所々で売っていて、観光&買い物を満喫できます。その上、温泉もあります!勿論、これからの季節は海水浴ですね。
さて、この地域にたくさんの海鮮料理店があるのに、何故このお店に行くようになったかと言いますと、今は亡き母方の祖母とその息子(つまり私の叔父)に母が薦められて行ったのがきっかけという、所謂クチコミってやつです。その祖母&叔父もその辺りの漁師さんに教えてもらったらしい。その後、私が帰省すると必ず祖母&母&私と3人で行ったものです。確かに、漁師さんが薦めるだけあって、美味しいです。魚料理に美味しいとかあるの?だって、魚が新鮮だったら美味しいに決まってるじゃん!と思った方、魚は新鮮だけではダメなんです。やはり料理人の腕が必要。まず、魚を選ぶ目が確かであり、煮魚、天ぷらは勿論、お刺身であっても、調理の仕方、さばき方が上手くないといけません。
あと、このお店が美味しい最大のポイントは、地の魚を使っているということです。つまり、この地域で獲れた魚だけを使っているのです。え?海の町だから当たり前では?と思った方、悲しいかな、それがそうではないんですよ。例えば、浜名湖の鰻屋で鰻を食べたと言っても、その鰻が浜名湖産とは限りません。それと同じように、海の町で魚料理を食べたところで、その魚がその海で穫れた訳ではないんです。
一番よくわかる例が、マグロです。知多半島でマグロなんか穫れません。けれど、この辺りの海鮮料理店で刺身の盛り合わせやら、刺身定食を頼むと、かなりの高確率でマグロが乗っています。ましてや、この辺りでイクラ丼とかウニ丼とかを頼むのは、私から言わせればナンセンスです。まあ、マグロ好き、イクラ、ウニ好きだから別に構わないというのであればいいんですけど。でもやっぱり、この地域に来たからには、この地域で穫れた魚を食べたいと思う私です。で、このお店は地魚にこだわっていて、店内にはわざわざ「うちは地魚しか出しません」という紙が貼ってあります。中には、上のような魚介類を頼む人がいるんでしょうね。あと、このお店は、今日の刺身は〜、煮魚は〜等とその日穫れた魚の名前も書いてあって親切です。
さて、肝心の料理ですが、私がよく注文するのは「松定食」(3150円)です。かなり豪華。他にも刺身定食、天ぷら定食、煮魚定食もあり、これらならどれも1000円以下で食べられお値打ちです。でも、私のオススメは断然「松定食」ですね。地の魚がこれでもかと味わえます。この定食はコースのように順番に運ばれて来ます。因みに下の画像、みんな揃ってからと思いましたが、熱いものは熱いうちに&食欲が勝って、所々食べかけです。すみませんw
まず出されるのは「小鉢(もずく酢)」「刺身(大抵タコ)」、少し空いて「地魚の刺身盛り合わせ」、そして「貝類(大あさり2種、さざえ)」「フライ(海老2本、アジ)」。タコ&刺身食べかけですw
その後「車海老の塩焼き」が出て、
そして「焼き魚(大抵鯛)」と来て、ライスと赤だしが出て終了。まるで旅館のような出し方でしょ?この辺りになるとお腹一杯になるので、私はいつもライスは少なめにしてもらいます。あと、これらのものをおかずとして食べたいので、ライスを早めに貰うこともあります。3150円と高いように思われますが、これだけの品数と量、その上美味しいので、値段以上に満足してもらえると思います。
今は亡き祖母が大好きだったお店。私はその思いと舌を継承し、これからも帰省したら必ず行こうと決めています。
「はま美新館」(http://www.fujikatu.tk/chita/hamami.html)]]>