今週の水曜日、9月22日が中秋の名月(十五夜)ということで、今週はお月見に因んだお菓子を色々ご紹介しようかなと思います。
まずは、そのまま月を象ったお菓子「荒城の月」。そう、荒城の月と言えば、あの滝廉太郎の名曲。このお菓子の名前もそこから取っています。元々、このお菓子は旧岡藩(今の大分県)の藩主に献上していたもので、その頃は「夜越の月」という名前だったそうです。確かに、明け方の白い月がイメージされています。その後、昭和初期に「荒城の月」が岡城跡で作曲されたことを受けて、「荒城の月」と名前を改め、今に至っているそうです。
一見、ただの白いお饅頭に見えますが、皮はお饅頭の皮ではありません。卵白で作られた淡雪です。直に手で持つとべっちょりするので、黒文字等を使って食べた方が良いでしょう。その中に月らしく、黄身餡が入っています。皮は淡雪で甘さ控えめふんわり溶けて、風味のよい黄身餡がお口一杯に広がります。サイズも小振りなため、一気に3個完食してしまいました。和菓子は、全国を見渡してみると、結構似たようなものがいくつかありますが、このお菓子は唯一無二ではないでしょうかね。全国津々浦々調べた訳ではありませんが。淡雪というお菓子は結構ある。黄身餡のお菓子も結構ある。でもこの二つの組み合わせはここだけだと思います。
大分県と言えば、湯布院、別府等の温泉地で有名。一度は行ってみたい所です。因みに、この但馬屋老舗は大分県で一番古い和菓子屋だそうです。
「荒城の月」1箱(3個入)380円
但馬屋老舗(
http://www.tajimaya-roho.co.jp/)
器は合羽橋の田窯で購入
田窯(
http://www.grapestone.co.jp/brand/dengama.html)
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(
http://www.kamawanu.co.jp/)の「月夜のたぬき」