まだまだ暑い日が続く9月ですが、本来なら過ぎ行く夏を名残惜しむ季節です。そんな時期にぴったりのお菓子をご紹介。東京近郊の海水浴のメッカ湘南に浮かぶ島、江ノ島の銘菓です。
江ノ島って聞くと、サザンやチューブの影響からか、常夏の観光地、若者の遊び場という感じがしますが、実際に行ってみると、意外にそうでもないことに気付きます。しかもこの島、立派な橋で繋がっていて、海岸からさほど離れていないため、それほど「島」という感じもしません。まあ、そこが行きやすくていいんですけど。私のこの島の感想は、古式ゆかしき島、レトロな島、猫の島という感じでしょうか。なので、落ち着いた大人の方も十分楽しめると思います。その江ノ島の橋の先を入り口と考え、反対側にある洞窟を終点とすると、その道の中間より少し洞窟寄りに、今回紹介する中村羊羹店があります。島の中を上ったり下ったりをしながら、突然現れる老舗の羊羹店はこれまたレトロな感じです。まさか、こんな所で和菓子屋に出くわそうとはっ!と思い見てみると、そこの看板商品が「海苔羊羹」。羊羹に海苔?と一瞬たじろぎましたが、塩羊羹もあるので不思議ではない。ここはやはり試しに買ってみるべしと思い、買いました。
所謂小豆の黒い餡ではなく、白いんげんの白餡に程よく青海苔が入っています。甘ったるくなく、それでいて海苔の主張が激しくないため、羊羹好きの方も、甘いものが苦手な方もイケると思います。口のなかにほのかに広がる磯の香り。あ〜江ノ島に行って来たんだな〜と思わせる逸品です。熱いお茶でも、冷たいお茶でも合いますよ。江ノ島土産にオススメです。
海苔羊羹包装の状態
「海苔羊羹」1竿(小)750円
中村屋羊羹店(
http://hw001.gate01.com/noriyoukan/)
器は合羽橋の田窯で購入
田窯(
http://www.grapestone.co.jp/brand/dengama.html)
ランチョンマットの手ぬぐいはかまわぬ(
http://www.kamawanu.co.jp/)の「つばめ」