今回は銘菓紹介をひと休みして、器のことなど。私が器に興味を持ち始めてかれこれ十数年。高校生までは特に惹かれることもなく。ってまあ、高校生で器を見たり集めたりするのが好きです、ってよっぽどなんだけど。笑。そうは言っても、マイホームタウンのお隣は常滑焼で有名な常滑、また、県内には瀬戸物で有名な瀬戸もあり、焼き物とは縁遠いということはなかったんですけどね。
でも、常滑焼と言えば土管と急須、しかも急須は茶褐色のものが代表作。瀬戸物は陶器というより磁器で、しかもよくある茶碗を大量生産しているイメージ。更に美濃焼の代表作の織部は子供の頃から良いイメージが全くなかった。と、近隣の焼き物を余りよく思ってなかったということもある(勿論、色々知るようになって、今ではこれらの焼き物も好きです。最近では若い作家さん達が色んな作風の作品を出してますしね〜)。
そんな私の焼き物観を一変させたのが、学生時代過ごした京都。ご存知のように、京都は日本の古都、様々な伝統文化が今でも脈々と受け継がれている街。そして、京都の焼き物、京焼(清水焼)は日本を代表する焼き物であり、その特徴は何と言っても、1枚1枚丁寧且つ見事な絵付け。華やかであるが華美過ぎず、豪華絢爛であるが派手過ぎず、雅でありあはれであり、その美しさはまさに京都という街を具現化したものであると言ってもよいでしょう。
そんな美しい器に触れて、私の器フェチ魂が開花した!笑。京都では大きな陶器市が、7月に清水焼団地で、8月に五条坂であるんですが、毎年参加、しかも時間があれば開催中ずーっと参加というお熱ぶり。しかも、この時期の京都が暑い、暑い、蒸し暑い。熱中症にならないよう注意しながら、陶器市を楽しんでました。
画像の陶器は私が初めて買った京焼の小皿です。小さいけど結構高いです。それでも陶器市ということで2割引で買えました。あと、この絵付け、機械とかではなく勿論手作業です。だから高いんですけどね。
その後、地元の常滑や瀬戸の陶器市は勿論、滋賀の信楽、茨城県の笠間、栃木県の益子等、色んな陶器市に出掛けております。あと行きたいのは、山口の萩、長崎の波佐見かな〜。九州は他にも色々あるから、温泉とセットで行きたい。